78年モデルのSR500を無骨なブラットにカスタムしたのはシカゴのPowder Monkees。オーナーはFederal Motoのショーン・ブラントさん。
リアフレームを切断しシンプルなループフレームに。
モノショック化、スカチューン、スカスカのシート下を通るアップポジションのマフラー。全体的にコンパクトに纏められているので、美しいSRのエンジンとゴツゴツしたタイヤの存在感が際立っています。
ベースになったのは初期型78年モデルのSR500。
(出典:global.yamaha-motor.com)
1978 SR500
ミントコンディション(極上の意味)のSR500を3000ドル(1ドル 113.0340 円レートで339,102円)で見つけたそうです。羨ましい!
そのSR500を平日はマイアミのダウンタウンを駆け抜ける街乗りバイクの実用性をキープしつつ、週末はビーチクルーザーに使えるバイクとしてカスタムを計画。
カスタムのヒントにしたのはフォトグラファーのダニエル・ピーターさんのHONDA XR650のスクランブラーカスタム。
BIKE EXIFの記事でも話題になった、HONDAのビッグシングルオフをスタイリッシュなスクランブラーマシンに仕立てた1台。
Powder Monkeesが仕上げたカスタムSR500で使用されているパーツは、
70年代HONDAのトライアルマシン バイアルスTL250から流用したヘッドライト。
輸出仕様モデルはヘッドライトリムがガードになっていてダートな雰囲気。フロントフォークに寄せずに、突き出るポジションにセットされてます。
Renthal(レンサル)のUltra Low ハンドルバー
(出典:renthal.com)
Ouryのグリップ
(出典:ourygrips.com)
POSHのミニスイッチ
Dime City Cyclesの汎用スピードメーター
フラットシート
トライアンフ ストリートトリプルのリアサスペンション
ベーツタイプのテールランプ
Motogadget(モトガジェット)m-Blaze Cone
(出典:motogadget.jp)
ウィンカーが付いていないと思ったら、モトガジェットの本来はバーエンドに装着する
ウィンカーm-ブレイズコーンが、シートのすぐ下とフロントはフォークブーツのところに付いてました。
タイヤはMetzelerのデュアルスポーツタイヤ Karoo 3
(出典:metzeler.com)
Federal MotoのインスタグラムにこのSR500のカスタムの経過がちょこちょこ投稿されています。経過順にならべると、
フレームをリアサスペンションが付くあたりからばっさり切断。
新しいフレームの追加とモノショックを受けるステーの追加
リアサスペンションをセット
ホワイトに塗装されたフレーム
タンク塗装。
クラシックなスピードブロックをミニマルに解釈したペイントのデザインは、アーティストのニコラス・ラマの手によるもの。
このカスタムSR500、おそらくフロリダのロックバンド We The Kingsのアルバムから取られた「Sunshine State of Mind」という名前がつけられています。
なんともお洒落な1台に。
出典:BIKE EXIF 「SUNSHINE STATE OF MIND: AN SR500 FOR THE STREETS OF MIAMI」

ベーツスタイルテールライト LEDタイプ
ベーツへッドライトを模した小ぶりなテールライトです。中身のバルブをLEDにしたことで、視認性もよくなっています。サイドマウントやフェンダーに埋め込むなど、アイデア次第で色々なスタイルを楽しめます