宝石のようなエンジン
「見た目についてはいろいろ意見がでているが、そのエンジンが宝石であることには誰もが同意する。」と、BIKE EXIFでべた褒めなXSR700。今回紹介するスクランブラーカスタムを製作したMaria MotorcyclesもXSR700に恋をした一人です。
このXSR700スクランブラーカスタムは、今年のWheels and Wavesに出展された、8台のカスタムXSRが集う「Eight Yard Built」の1台。
製作したMaria Motorcyclesはポルトガルに拠点を置くカスタムショップです。ホームページを覗くと、オートバイ以外にもサーフィンにスケボーと男子の好きそうな雰囲気。
当初、XSR700をレーサー(話の流れ的にオフロード。本当は灯火類を無くしたかったようなのでモトクロッサーかと)か、アグレッシブなオフロードにカスタムしたいとヤマハにアイディア出しをしたところ、スクランブラーの要素を入れるなら、となったようで。
スクランブラースタイルなのに、角々した感じになっているのはそういう経緯があったからですね。
Wheels and Waves 2017の一幕。Cafe Racer SSpiritの製作したYard Built XSR700とレースに興じる場面も。
使用されているパーツは!?
(出典:yamahamotorsports.com「Yamaha Yard Built – XSR700 by Maria Riding Company」)
純正のタンクカバーとシートは取り払われ、ワンオフのモノコックアルミ外装へ換装されています。外装はもちろんボルトオンで装着。
小振りのベーツライトにアップフェンダー、ワンオフステンレスアップマフラー
フロントの倒立フォークはMT-09のものを移植。
ダートでは役に立たないということでABSは外しているようです。
ハンドルはRenthal(レンサル)のTwinwall
(出典:renthal.com)
RenthalのMXグリップ
(出典:renthal.com)
スピードメーターは無しで、ウィンカーも外してる…
かと思いきやトップブリッジのところをよくよく見ると、
(出典:motogadget.jp)
かろうじてついてるMotogadget(モトガジェット)のm-ブレイズピン
LSLのビレットレバー
Kineoホイールのチューブレスタイヤが履けるスポークリム
(出典:bikehps.com)
タイヤはMICHELIN(ミシュラン)のAnakee Wild
(出典:michelin.co.jp)
未踏の地を走るバイクというイメージで、オービター(宇宙探査機)と名付けられ、オフローダーテイストに仕上げられたXSR700。ヤマハヨーロッパのバレリ氏の話でも、シーンはスクランブラーよりもっとオフロードを欲しているという話もありましたし、オフローダースタイル、これから増えるかもしれないですね。
出典:BIKE EXIF 「THE ORBITER: A SCRAMBLED XSR700 FROM MARIA MOTORCYCLES」

RENTHAL(レンサル) MX ENDUROグリップ
どんな状況でも精密なアクセルコントロールを提供する。レンサルのグリップスタイルに合わせてコンパウンド、グリップの表面形状、テーパー、カラーなど、あらゆるチョイスを可能にしました。