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Lions Den MotorcycleのSR500 ブラット

SR500 ブラットスタイル

「ロースタンスでアグレッシブ」というオーナーからのシンプルな依頼で製作されたSR500カスタム。


SR500 Brat by Lions Den Motorcycle

ストリートボバースタイルの短く、ループ加工されたサブフレームに、埋め込みLEDテール。タンク以外のブラックアウトされている部分はCerakote(セラコート)で塗装されています。


セラコートは米軍基準採用の塗料らしく、ハーレーダビッドソンでも使用されているようです。

セラコートは、セラミックを塗料に混ぜ、焼き付けることにより、従来の皮膜や塗料仕上げよりも、防錆/防食性(ステンレス銅やブルーイングの約575倍の腐食耐久性)や耐摩耗性(他社銃器コーティングの7.5倍以上)、耐溶剤/薬品性等を格段にアップさせた、主に軍用(主に銃器用)として施される最先端のコーティング技術です。特に耐熱対応セラコートは650度、982度、1200度の3タイプがあり、バーナーで1分半焼き、そして水で急速冷却しても、全く色褪せも無く、引けなく、剥がれません。1200℃まで対応するのでバイク、車、水上オートバイや船舶などのマニフォルドからエギゾストパイプ、マフラー、エンジンパーツなどへのコーティングにも適しています。また、溶剤・薬品にも強く、劇薬トリクロロエチレン、アセトン、シンナーなどでも色落ちしません。

(出典:esseyepro.jp)

厚塗りせずとも充分な腐食耐性のあるコーティング塗料で、このSR500のフレームやクランクケースカバーはセラコートで塗装。
タンクはストックを、グラスブラックにゴールドのピンストライプの上品なペイント。



ブラックにペイントされた大八車タイプのキャストホイールに、タイヤはAVON (エイボン)のSP MKIIとSM MKII。


ヘッドライトとミニLEDウィンカー


真鍮のケースに入ったミニLED。Lions Den Motorcycleのハンドメイドパーツで、モトガジェットのリレーで制御されてます。


RENTHAL(レンサル) ハンドル


海外のスクランブラーカスタムやブラットカスタムで良く使用されるRENTHAL(レンサル)のハンドルバー。


ハンドルスイッチ

真鍮で作られたスイッチ。
モトガジェット製のスイッチかと思ったら、ハンドメイドでした。
スインチボックスはセラコートで塗装。
ウェブで販売する予定だそうです。


サイドカバー


スティール製サイドパネルに変更されたサイドカバー。ハンドメイド。


タンクキャップ


フットペグ


これもハンドメイド。


マフラー


これもワンオフのステンレス製スラッシュマフラー。



“Lions Den Motorcycle”のカスタムバイクを作るために、Rizoma(リゾマ)のカタログを漁るのではなく、オリジナルのハンドメイドパーツで固めたというSR500カスタム。ありもののパーツで作られたカスタムよりも、バイク全体で統一感があるので仕上がりにスペシャルな雰囲気が出ています。


出典
The Bike Shed:「LIONS DEN SR500 ‘CUB 003’」

Lions Den Motorcycle:「YAMAHA SR500 – CUB 003」