クラシックなフェラーリの横に並べられるバイク。1965年のル・マン24時間レースで優勝したN.A.R.T.(ノースアメリカンレーシングチーム)のフェラーリ250LM、といった自分のコレクションする、最愛のヴィンテージレーサーにインスパイアされたバイクを欲しがったオーナーの依頼で製作されたカフェレーサー。
HONDA CB600F カフェレーサー 「ROSSO CORSA」 by One-Up Moto Garage
当初、同じイタリアンのドゥカティをベースに製作を提案したところ、オーナーの要望でベースマシンはホンダCB600Fに決定。
2006年式のCB600Fのメインフレームとエンジンをベースに、ショート加工されたCBRのフロントフォーク、VFR800の片持ちスイングアームを移植。オリジナルのサブフレームにVFR800のリアショックをマウントし、ホイールも同じくVFR800から。ハンドメイドのスチール製のタンク。クラシックなダイヤモンドステッチの黄褐色x黒レザーシートは、ヴィンテージのフェラーリでよく使われているそうです。ワンオフステンレスのエキパイにLossa Engineeringのサイレンサー。Motogadgetのウィンカー。ヘッドライトシュラウドが特徴的な顔を作っています。
カスタムベースになったCB600F
[2006年式 HONDA CB600F Hornet]
水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
型式:PC36
乾燥重量:178kg
最高出力:96.5ps(71.0 kw)/12000rpm
CBR600Fのエンジンを積んだネイキッド、ホーネット600。
2003年に倒立フォークを装備したCB600F Hornetへモデルチェンジ。
イタリア生産だったため日本では正規販売のされなかったモデルです。
製作過程
まずはカスタムのベースとなるドナーバイクを探すことから始めなければならなかったようで、クレイグリストを活用してCB600Fのフレームとエンジンを調達。
中央の車両が今回のベース車CB600F。
VFR800の片持ちスイングアーム、リアサスペンション、ホイール、
CBRのフロントフォークを移植していきます。
[VFR800]
サブフレームを製作中
配線処理中。
フレームとスイングアームは粉体塗装されてます。
ゲルザブがインサートされたオリジナルツートーンレザーシート。
ワンオフマフラー製作
Lossa Engineeringのリバースコーンサイレンサー
ヘッドライトシュラウド。
防風効果は期待できなさそうです。
出典:Bike Exif 「ROSSO CORSA: A HONDA CAFE RACER INSPIRED BY A FERRARI」