2011年の「VMAX Hyper Modified」以来、ヤマハヨーロッパのカスタムプロジェクトYard Built(ヤードビルト)で幾度もカスタムマシンを発表し、ヤードビルトの顔とも言うべき存在のカスタムビルダー・マーカス・ウォルズ。
[VMAX Hyper Modified]
8台のXSRシリーズのカスタムマシンが発表された今年の「Wheels and Waves(ホイールズ&ウェイブス)」にもウォルズのマシンが並んでいます。
これでヤードビルトには4度目の登場。
XSR700 ダートトラッカー 「Apex Ruler」 by Walz Werk
ウォルズのWalzWerk RacingのXSR700カスタムは、ハイパフォーマンスなレースバイクとオールドスクールなダートトラッカーのミックスをインスピレーションに、とにかく軽く、すばやく扱えるマシンを目指して製作。
ウォルズ「Apex Rulerはパフォーマンスを重視しましたが、特に車重を減らすことに焦点を当てました。私は16歳からレースをしていてバイクをどのように扱うべきかを知っています。バイクにどれくらいのパワーがあるかはそれほど重要ではありません。最も重要なのは出力重量比(パワーウェイトレシオ)です。」
(出典:yamahamotorsports.com)
[XSR700 2017]
ノーマル時 車両重量 186kg 最高出力 73馬力
Apex Rulerは乾燥148kg、82馬力(YAMAHA公式だと145kg、約85馬力)にチューンされています。
ウォルズのXSR700トラッカーカスタムに使用されているパーツは!?
軽量化のためにまず、
RotoBoxのカーボンホイール「RBX2」へ換装
「バイク用ホイールでは圧倒的な軽さを実現し、バネ下重量の軽量化を実現し、厳しいレース要件も満たすROTOBOX。カーボン繊維を硬質クリア皮膜で保護したカーボンホイールです。」
(出典:lafs.co.jp)
520サイズMotoGPスペックのレーシングチェーン
アルミスプロケット
Pirelli(ピレリ) ディアブロスーパーコルサ
(出典:pirelli.com)
クラシックな外観を保持したかったので、フロントフォークは純正にウィルバースサスペンションの強化スプリングを使用。リアショックもウィルバース。
SC-PROJECTのフルエキマフラー
(出典:scproject-shop.com)
新設したテールセクション、サイドパネル、フロントフェンダー。
そしてオールドスクールなダートトラッカーにインスパイアされたヘッドライトボード。4の数字は4度目のヤードビルトを意味しています。
LSLのハンドルバー
(出典:lsl-motorradtechnik.de)
LSLのビレットレバー
(出典:lsl-motorradtechnik.de)
タンクカバーはストックにスピードブロックのグラフィックをペイント。元ネタはRD250です。
ウォルズ「3種類のガソリンタンクのプロトタイプを製作しましたが、うまく機能しませんでした。最終的に、ストックのタンクを使用するのが一番良いと気付きました。」
レーシングフィラーキャップもWalzWerk製。
チラッと見えてるデジタルメーターはもちろん Motogadget(モトガジェット)のmotoscope mini。
(出典:motogadget.jp)
K&NフィルターとDNAのエアボックスカバー
(出典:dnafilters.com)
ダイノジェットのパワーコマンダーVを搭載。
出典:yamahamotorsports.com「Yamaha Yard Built – XSR700 by Walz Werk」
Pipeburn「SON KING. WalzWerk’s Faster Sons Yamaha XSR700 Tracker」


SC-PROJECT SCプロジェクト フルエキゾーストマフラー S1サイレンサー(ユーロ4対応)
MT-07 17/XSR 700 17専用 2-1ステンレス製フルエキゾーストパイプとS1サイレンサーのフルエキゾーストシステムキットです。このキットにはSC-PROJECT製キャタライザー、消音バッフルおよび、純正ラムダセンサー取り付け用ハウジングが付属いたします。レーザーによる SC-Project の刻印が施され、見た目もクールに装いました。MT-07 17/XSR 700 17専用に設計されたキャタライザーにより、ユーロ4規制の認証を取得しております。【このキットの特徴】
・さらなるパワーとトルクの上昇
・軽量化によるハンドリングの向上
・エンジン熱の低下
・上質なエキゾーストサウンド
S1サイレンサーは、世界最高峰のオートバイレースMOTO-GPから最先端技術をフィードバックされたサイレンサーです。