スーパーフーリガンレース
アメリカで1930年代に始まったダートトラック(フラットトラック)レース。平らなオーバルトラック(楕円に近いサーキット)を左回りに周回する(20~25ラップ)シンプルにスピードとスリルを味わうレースです。
ダートトラック(フラットトラック)は、映画「On Any Sunday(邦題:栄光のライダー)」が公開されたあと急速に人気が高まります。ショートトラック(約400m)のオーバルコースはアメリカ中にあり、昔は草レースも盛んだったそうです。なかでも市販車ベースのダートトラック(フラットトラック)マシンで競うフーリガンレースが人気です。ただ近年のプロレースはちょっと寂しい感じになっていたそうです。
スーパーフーリガンは、2015年にローランド・サンズ・デザインがイベントに合わせて開催した、750cc以上、ツインエンジンの市販車ベースで行なうショートトラックのフーリガンレースがはじまり。最初はプロモーションのためのワンタイムのイベントだったようですが、いくつかのショーでスーパーフーリガンレースを続け、今年シリーズ化。(詳しい内容はこちらのルールブックを)
ショートトラックレースなのでレザースーツではなく、MX(モトクロス)ウェアにMX用ヘルメットを着用してレースします。
ショートトラックレースなのでレザースーツではなく、MX(モトクロス)ウェアにMX用ヘルメットを着用してレースします。
そんな「スーパーフーリガン」に出場するためにアメリカの老舗モトニュースメディア「Cycle News」が依頼して製作されたのがこちらのSCR950。
SCR950 スーパーフーリガンレーサー by Jeff Palhegyi Designs
製作したのはアメリカのJeff Palhegyi Designs。最近もXSR900のフルカウルレーサーで話題を集めたビルダーです。以前にもMT-07やBoltでフラットトラッカーカスタムを手がけています。
https://motolab.jp/www/2017/09/24/xsr900%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%A0/
スクランブラーから重量級フラットトラッカーへ
カスタム内容は、リアの19インチ化とベルトドライブからチェーンドライブへの変更。フラットトラッカーなワンオフテールカウルにシート。Renthal(レンサル)のハンドルバー。
Sun Rimsのアルミリム
(出典:buchananspokes.com)
(出典:buchananspokes.com)
Two Brothers Racingのフルエキゾーストマフラー
(出典:twobros.com)
(出典:twobros.com)
ヘビー級バイクがぶつかり合う大迫力のレース。この中でSCR950が1番デカいバイクだそうです。このSCR950カスタム、フラットトラックレーサーのベースとして新たな魅力が引き出されてます。
出典:CycleNews「Yamaha SCR950 Super Hooligan Racer」